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近視~進みを抑える治療~

近視が強いと何が問題? 

強度近視

院長は近視・乱視が強く、眼鏡・コンタクトレンズ(ハード・ソフト)を使用してきました。
学校で後ろの席になると小さい字は目を細めるか見る事自体を諦め、授業に集中できていなかったと思います。


目つきが悪い」「人の顔が見えずあいさつが遅れる」など不快な印象を与える事もあります。
強い近視は眼鏡やコンタクトを作るのも一苦労(特に乱視が強いと困ります)


眼鏡屋で「近視と乱視強いですね~」
眼科医になっても「先生って弱視?」と言われた事もあります。
私はあまりいい気持ちはしませんでした。

 

近視は治せる?近視と病気のリスク

屈折矯正手術(LASIKやICL)で視力が上がります。
裸眼で遠くが見える生活は憧れますし、良い体験談を聞く事もあります。

信頼できる先生から納得できる説明を受けた方は受けてよいと思います。


近視は眼軸長(黒目から目の奥までの長さ)の伸びが原因です。
屈折矯正手術は眼軸長を変える治療ではありません。


眼の球」自体の形が大きく変わると
眼の中や奥の状態」も当然変わり、病気のリスクが高くなります。



視力は上がっても病気のリスクは下がらない場合があります。
(緑内障、黄斑変性、視神経症、網膜剥離)

強度近視で早く白内障になる方もいます。


進行を抑える目的

①視力の低下をゆっくりに

②将来的な病気のリスクを下げる

悪化速度を遅くする事が目的であり視力回復するわけではありません。


方法

・オルソケラトロジー
多焦点ソフトコンタクトレンズ
リジュセアミニ点眼
・二重焦点眼鏡

・特殊眼鏡(海外のみ)
・レッドライト治療

青字は当院で取り扱いがあるもの。
(※リジュセアミニ以外は国内未承認)


オルソケラトロジー

レンズをつけて寝る→朝起きたら外す
日中裸眼で過ごせ、近視も進みにくくなると報告があります。

レンズの洗浄などの管理に保護者の方の協力が必須です。

レンズ自体が痛くてつけられない、アレルギー性結膜炎でつけられない方がいます。
近視・乱視が強い方は見え方が安定しない、思ったほど良く見えない場合もあります。

最も怖いのは感染症です。「レンズをやめれば治る」というレベルではなく、
何カ月もの治療を要したり黒目ににごり・痕を残してしまう場合もあります。

レンズ自体が汚れやすいため、通常のコンタクトレンズよりも厳しく管理をすべきです。
当院では導入しておりませんが、いずれ行う事を検討中です。

 

多焦点ソフトコンタクトレンズ

大人であれば遠近両用コンタクトレンズとして。
お子さんなら自身でつけはずしができる事が必要です。

はじめてコンタクトレンズをつける方はつけ外しの練習をしてから。
感染症などのリスクを考え1dayタイプのレンズのみ導入しております。

オルソケラトロジーと比較し、より強い近視の方の規格もありますが、乱視用はありません
近視の進みが遅くなる報告があります。

 

SEED 1daypure シード ワンデーピュア イードフ -EDOF-

リジュセアミニ点眼

1日1回点眼。以前も「低濃度アトロピン」が使用されてきましたが、リジュセアミニは2024年12月に厚生労働省から製造販売が承認されその後国内で発売されました。

羞明(まぶしさ)を感じる場合があります。

「アトロピン点眼」は目の中に強い炎症があるとき(ぶどう膜炎や目の手術後)に目を休める目薬です。

瞳が少し大きくなり、見え方がぼんやりします。

1%の濃度のアトロピン点眼を使用しても近視は進みにくくなる様です。

ただし、瞳が開いて見えにくくなるため勉強・スポーツなどに支障がでます。

さらに目薬をやめてしまうと、近視がよけいに進みやすくなるともいわれています。

濃度が低い方が副作用は少なくなります。

リジュセアミニは効果と副作用のバランスをとり、目の中によりよく吸収され効果が出るように製品化されたものだと

伺っています。



※薬価基準に収載されていないため、健康保険適用外です。

診察・検査・薬剤費用全て自由診療(全額自己負担)です。

費用の見通しを立てるために当院の費用をお示しします。

 

〇初回
診察検査3,000円
点眼薬1か月分 30本 3,600円

〇2回目(1か月後)
診察検査費用無し
点眼薬2か月分60本7,200円

〇3回目(2回目の2か月後)
診察検査1,000円
点眼薬3か月分90本10,800円


以降、3カ月毎に受診(4回目からは3回目と同じ費用)

 

年間費用

 

1年目:

診察代7,000円+目薬代43,200円
(3,600×12か月分)

=50,200円(ひと月あたり4183円)


2年目:

診察代4,000円+目薬代43,200円

=47,200円(ひと月あたり3933円)

18歳まで行うと仮定してお考え下さい。



※途中での治療中止は可能です。
その場合は再び保険診療に戻ります。



※近視に関連する診療(眼鏡コンタクトレンズ処方も)は全て自費診療になります。
上記点眼薬による副作用に対する診察も同様です。
経過中にものもらいができて治療するなど近視に直接関連がないものは保険診療。

 

目薬代はどうやってきまる?

仕入れ値+利益 です。

「仕入れ値」が全国一定かは不明ですが、

仕入れ値より安くすれば当然目薬を処方するごとに赤字になってしまいます。

仕入れ値+利益の「+利益」は眼科ごとに変わります。

目薬をたくさん処方して利益をあげようと考えていないため、

製薬メーカーの方などにご相談し、仕入れ値に近い値段に設定しました。


 

近視関連サイトと資料

NHK:「近視」チョイス@病気になったとき

参天製薬:お子さんの見え方チェック!

参天製薬:子どもの近視ハンドブック

子供の近視治療について 参天製薬参照 

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